ここでは国語の授業展開を考えていく。
教師の人は選択肢が増え、ノルマを早く終わらし好きなことができるようになるだろる。
生徒にとっては、ライティング、リーディングを向上させることを目的とするため従来の国語の授業とは違ったスキルが得たことを実感できると思う。
それでは早速だが、見ていこう。
走れメロスという名作を知っておくことは、非常に重要であるがメロスを読むことで劇的に国語力が向上するわけではない。
多くの人は中学生の間に「走れメロス」を授業で扱ったことだろう。
その当時の授業というのは、
みんなで音読する→一文ずつ読んでいく→わからない言い回しや単語があれば調べる→先生からの発問が行われる
という繰り返しではなかっただろうか。
改めて考えてみると、これでどういう力が養われたのだろうか。
最初にも述べたが、「走れメロス」という文学を知ったということは日本人として大切なことだろう。
だが、他はどうだろうか。
「走れメロス」は他の教材に比べると使用される漢字が難しく、様々な漢字を知ることができたとしよう。
しかし、メロスを読んで漢字を学んだというにはいささか学習効率が悪すぎではないだろうか。
漢字を学習するには漢字学習に集中し、網羅的に覚えてしまった方が効率が良い。
そうして覚えた漢字を、メロスなどの文学を通して出会った時に長期記憶として自分の脳に印象付けられてインプットされていくのだ。
なので私は、「走れメロス」を読む前に先に漢字学習をする。その後に本文を読む。
という順番が良いのではないだろうかと思うのだ。
そうすることでいちいち調べるというストレスも時間も減らすことができる。
ということでまずは
従来と順番を変えて、本文を読む前に漢字学習を先にしてしまう。
ということをぜひ実践してみてほしい。
ぐっと時間が節約され、気持ちも楽になってくるだろう。
具体的な方法は次の章で書いていきますね。