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【中学生保護者必見!!】高校選びの着眼点

こんにちは、現役教員のセイオンです。
この記事は高校選びで迷っているお子様がいるというかたに向けて書いた記事になります。

実際に教員目線からどんな高校を選択するのがいいのか解説していきたいと思います。
しかもボクは、入試広報を担当しているので他学校の情報や、中学生がどういった悩みをもっているのかということをよく耳にしています。

「高校選びってどこを見たらいいんだ?」
「〇〇高校ってどう?」
「高校の良し悪しはどうやってわかるの?」

そんな疑問を必ず解決します!

「〇〇高校がいい!」さすがにそのような答えは出せません。しかし高校を選ぶにあたり、見ておかなければならないポイントというのは必ず存在します。それを解説していきたいと思います!

ぜひお子様の高校選びのお役に立てればと思います。

教員選ぶのはナンセンス!?

高校を選ぶにあたり、さまざまな軸をお持ちであろうと思います。
例えば、偏差値や部活動、進学実績、学校施設などです。その中で、教員の質が高いからという軸で選ぶことは危険なことであるということをお伝えしたいと思います。

私は偏差値の高い学校、進学校と呼ばれる学校に所属しています。いままで何校か努めましたが、どの学校にもダメな教員はいます。
どんな会社にも落ちこぼれというものが存在するのと同様で、全員がエリートなんてありえないのが世の中の摂理です。

さらに良い教員が適材適所働かせてもらえていない学校もあります。

教科指導が上手=担任向き

これは成り立たないことがいままでの人生経験からお分かりいただけることと思います。

しかしながら、今日の学校現場では担任に不向きな先生も担任が割り当てられている状況です。
つまり、大事な三年間を過ごす場所にこんな不確定な軸で高校を決定するにはあまりにもリスクが高いということができます。

といっても教員が最重要事項であることは間違いありません。ではどこを見ていけば良いか。

それは、教員数です。

教員数が多いということは、それだけ教員を雇う資金があるということ、学校経営がうまくいっているということです。

さらに教員が多く集まるということは、教員にとっても働きやすい高校である可能性が高いです。
働きやすさは、その学校の部長クラスや管理職の有能さに比例します。

担任業務専門の先生がいるくらい、教員数が豊富である学校があればそれは適材適所、教員が配置されているかもしれません。

さらには、全員が全員その先生と気が合うわけではないでしょう。
どんなにいい先生であっても、合わないなと感じる生徒はいます。

それを解消するのは、やはり教員数といってよいでしょう。

ベストは質の良い教員に数多く接する機会を設けることです。
ただ質が保証できないのなら、教員数は入学前にわかるひとつの判断材料となるわけですねl

以上から、教員の質ではなく教員数をひとつのものさしとして見ていっていただければ良いのではないかと思います。

ほかにどこを見ていけばいいのか、進学実績から解説していきたいと思います。

進学実績

進学した人数よりもみるべきところがあります。

それは、「進学方法」です。

一般受験での進学率が高かった場合は、授業の質が高いことを証明しているひとつの証拠になります。

指定校推薦での進学率が高い場合は、その学校の歴史や伝統がある証拠であり、大学との信頼関係が築けているということでもあります。
この指定校推薦というものは非常に重要です。指定校推薦でいく気がない人も確認しておかなければならない項目なので、確認してくださいね。

なぜ指定校推薦を確認しなければならないかというと、「OBOGの質」と「大学からの評価」がわかるからです。

指定校推薦でいった生徒が大学で留年をしてしまったとすると、高校から大学へ行く指定校推薦の枠が減らされてしまいます。

つまり、指定校の数を見れば大学へ進学した後の成績もざっとわかることができるので、ここは見逃せないポイントです。

そして、指定校推薦に難関大学があればあるほど、その高校が大学から暑い信頼を受けているかがわかります。

西日本の高校で、東京の難関私大の指定校推薦の枠があるところは、非常に優秀といえるでしょう。

進学方法は
一般受験、指定校推薦の他にスポーツ推薦、AO入試などがあり、この他にも受験方法が多様化している傾向にあります。

これはどういうことを差しているのかというと、自分の強みで勝負できる機会がふえているということです。

なぜ進学方法をみなければならないのか。

それは、その高校の「情報力」を見ることができるからなんです!!!

この進学方法が多様化している今日に、ほかの高校が知らない受験方法が存在することもあります。

進学方法をみることで、一般受験以外にどのような方法を用いているのかをみることは、高校が大学受験に向けてどれだけの情報網を持ち、どれだけの情報を集めようとしているのかをうかがいしることができるのです!

一般受験の進学実績→授業の質、勉強環境、教員の質

指定校推薦の実績→学校の信頼度、OBOGの成績・成果

その他の進学実績→情報力、情報網、進路指導部の強さ

が、わかります!!

学校施設

これをあくまで補助的なもので考える人が多いように思いますが、実は非常に重要なポイントなんです。

学校施設というものは、公立学校が私立学校には絶対に勝てないポイントなんです。
学校施設にお金をつぎ込めるのはもはや私立の専売特許。

ひとめですごい学校だと思わせる校舎や、図書館、トレーニングジムまでその学校が何に力をいれているかがとてもわかりやすいポイントです。

例えば、スポーツ強豪校を語るならトレーニング施設をみればどれくらい学校が支援してくれているかがわかります。

学業に重きをおいているのなら、図書館を見ましょう。
図書館が小さい学校には、学校の姿勢がうかがえますよね。

生徒たちにとって、1日に約七時間もしくはそれ以上学校で過ごすわけです。

生徒の居心地が良い環境を整備している学校、それは生徒のことを考えられている証拠ともいえましょう。

学校経営目線でみると、学校施設の整備は費用対効果でいえば実はそこまで高いとはいえません。
しかし、そこにお金をかけてくれる学校は、資金繰りもうまくできている証拠でありかつ生徒のことを考えてくれているとも見ることができるでしょう。

まとめ

学校選択において見ておいた方がよいポイント

①教員数
②進学実績
③学校施設

です。

なぜこの①〜③までが必要かは書いていますので、読み直してみてくださいね。

保護者のみなさまにとって、自分の子どもにはできるだけいい学校に行ってもらいたいものです。

その選択がよりよいものとなるよう、この記事を書きました。
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